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令和6年度 会長挨拶

会長 小山 恵子(熊本市立小島小学校)

 AIの進化が加速度を増しています。学校においては生成AIの活用について、文科省から暫定的なガイドラインが公表されました。社会の変化に伴い、教育の在り方も変化が求められます。私たち教師は常に見直しと更新をし続けなければなりません。

 6月。本会の総会実施に際し、話題の生成AIを使ってみました。

「小学校国語教育研究会 会長挨拶を500字以内で。」

 どのような回答が返ってくるのかとても楽しみでした。ものの10秒ほどで返信がありました。・・・。

 一般的な挨拶としてはいいのですが、自分らしさは全くありません。当然と言えば当然です。その時、思いました。やはり、自分らしい言葉で表現することが大事だと。

 「言葉にはその人の、人となりが表れる」と言います。AIは便利ですが、「その人らしさ」までは表現できません。だとしたら、子どもたちが自分らしい言葉で表現できるよう、自分の言葉を持てるよう、「言葉の力」を高めていきたいものです。

​ 国語は言葉の学問です。子どもたちが共に学び、言葉の価値を見出していくような授業、言葉による見方・考え方を獲得していくような授業を、みんなで知恵を出し合い、試行錯誤しながらつくっていきましょう。

令和6年6月吉日

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